「年齢のせいかな」と思った時が
受診のサインです
誰にでも起こる「もの忘れ」は、年齢を重ねる中で自然に見られる変化の一つです。「人の名前がすぐに出てこない」「何を取りに来たか忘れてしまった」といった場面は、多くの人が経験しているのではないでしょうか?
通常のもの忘れでは、ヒントを与えられたり思い出そうとするうちに記憶がよみがえったり、自分でも忘れていたことを「自覚」できます。一方で認知症の場合、経験自体を忘れてしまう・思い出せないことに気づけないといった違いが見られます。
「年齢のせいかな」「もの忘れが激しくなった」と感じた時こそ、軽度認知障害(MCI)との見極めが大切です。日常生活に支障が出る前の段階で、生活習慣の見直しや医療的サポートを取り入れることで、進行を防ぐことにつながる可能性もあります。
CONSULTATION こんな症状はご相談ください
- 人の名前や単語がすぐに出てこないことが増え
- テレビで見た内容や本のストーリーをすぐに忘れてしまう
- 約束を忘れてしまったことが何度かある
- 「あれ、何を取りに来たんだっけ?」ということがある
- 食材や日用品を買い忘れて、再度出かけることがある
- ヒントがあれば思い出せるが、忘れたこと自体が気になる
- 仕事や家事で軽いミスが増えてきたと感じる
- 忘れものが気になり、自信をなくしてしまいそうになる
- ご本人が「もの忘れがひどくなったかも」と感じている
- 年齢のせいか、以前より集中力が続きにくくなった